渡辺守成 次期IOC会長候補の経歴まとめ!

第9代国際体操連盟会長である渡辺守成さんが、国際オリンピック委員会(IOC)の会長選挙に立候補する方向との報道がありました。

この報道が本当であれば、会長選挙に立候補するのは日本人初となるそうです。

そんな話題の渡辺守成さんについて調べてみました。

目次

プロフィール

  • 名前:渡辺守成(わたなべもりなり)
  • 生年月日:1959年2月21日
  • 年齢:65歳(2024年8月現在)
  • 出身地:福岡県小倉市
  • 出身校:東海大学体育学部
  • 国際オリンピック委員会(IOC)委員
  • 国際体操連盟会長
  • 一般社団法人アーバンスポーツ支援協議会 会長
  • 公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)理事
  • 日本体操協会顧問
  • 一般社団法人日本eスポーツ連合特別顧問

元体操選手?

渡邊さんは高校時代に体操競技を始めました。大学時代には交換留学制度でブルガリア国立へ2年間留学。

新体操強豪国であるブルガリアで、新体操の魅力を知り、新体操教室を日本で作ろうと奮起。

1984年ジャスコへ入社後、のちのイオンスポーツクラブの前身となるジャスコ新体操教室の事業に関わる。

1992年に全日本新体操クラブ連盟(のちの日本新体操連盟)設立。

2018年イオングループのイオンリテール・スポーツ事業本部長就任。

2021年国際体操連盟会長にアジア人初の就任。

選手しての活躍はないようですが、日本の体操界を大きく変えてきた人物であることがわかりました。

家族は?妻や子どもについて

65歳というご年齢なので、結婚もされ、奥様はお子さんがいてもおかしくないのですが、一般の方だからなのか、どこにも公開されていないようです。

また、2022年のAERAでは世界中を駆け回る渡辺さんの記事が出ていました。

国際体操連盟会長・国際オリンピック委員会委員、渡辺守成。日本にいるのは年間1カ月ほど。睡眠は1日4時間で、世界を駆け回る。その忙しさは、IOC会長のバッハもあきれる。世界の体操界を束ねつつ、IOC委員でもある。それも異色の「サラリーマン委員」。就任してまだ4年なのに、存在感は際立つ。運命のいたずらにも思える体操との縁が世界への扉を開いた。閉塞感漂う日本で、未来を担う若者を鼓舞する。              引用元:AERA dot

若い頃から日本スポーツ界の発展に力を注いできた渡辺さんなので、これまで恋愛する時間は無縁でいまだに独身という見方もあります。

IOC会長の役割とは

国際オリンピック委員会(IOC)は夏季オリンピック・冬季オリンピックを主催する非政府の民間の国際機関で、本部はスイスのローザンヌにあります。

IOCは、JOC(日本オリンピック委員会)などの各国の国内オリンピック委員会および「オリンピック・ムーブメント」(オリンピックに関わる全ての団体・個人のこと)を統括する機関であるとされています。

IOC の役割は、オリンピック憲章に従い、率先して『オリンピズム』を普及させることにある。この目的のために

  • 競技及び競技大会の調整、組織、育成を奨励し、国際及び国内スポーツ団体と連携してオリンピック・ムーブメントの統一強化を目的する措置の推進並びに適用を実現する。
  • 法的資格のある公共機関や民間の機関、政府当局と協力して、スポーツを人類のために役立てるよう努力する。
  • オリンピック競技大会が確実に定期的に開催されるようにする。
  • 平和を推進する活動に参加し、オリンピック・ムーブメント所属員の権利を守るために行動し、オリンピック・ムーブメントの妨げとなるあらゆる差別と闘う。
  • 適切な手段により、あらゆる階層及び組織において女性のスポーツ振興を強く奨励する。とりわけ国内並びに国際スポーツ団体の執行部においてこれを推進し、男女平等の原則の完全実施を目指す。
  • スポーツ倫理の普及を支援し、奨励する。
  • スポーツの場ではフェア・プレーの精神が勝ち、暴力が禁止されることを確実にするため努力を傾注する。
  • スポーツにおけるドーピングと率先して闘い、麻薬に対する国際的戦闘に参加する。
  • 競枝者の健康を危険にさらすことのないよう、その防止を目的とした手段を講じる。
  • スポーツや競技者が、いかなるかたちにおいても、政治的あるいは商業主義的に悪用されることに反対する。
  • スポーツ組織及び政府当局に、スポーツ選手の将来の社会的かつ職業的安定の保障に最大限努力するよう働きかける。
  • 「スポーツ・フォア・オール」の発展にも寄与するのが競技レベルの高いスポーツであり、そのまた基礎の一部である「スポーツ・フォア・オール」の育成を促進する。
  • 環境問題への責任ある関心を示すという条件のもとでオリンピック競技大会が開催されるよう配慮するとともに、オリンピック・ムーブメントが環境間題に責任ある関心を表明することを促進し、そうした関心を活動に反映させ、またオリンピック・ムーブメントに携わる全ての人々に持続可能な開発の重要性に対する関心を喚起する。
  • 国際オリンピック・アカデミー(IOA)を支援する。
  • オリンピック教青に専念するその他の機関を支援する。

さらにオリンピック憲章には、「オリンピック競技大会に関するあらゆる問題についての最終的権限は IOC にある。」と記されており、IOC会長がオリンピック運営の頂点であることが分かります。

現IOC会長バッハ氏とは

現在のIOC会長はドイツのトーマス・バッハ氏(2024年現在70歳)、2013年に第9代IOC会長に就任。IOC会長の任期は、第一回目が8年、第二回目が4年の計12年が最高任期とされているが、バッハ氏は最高任期を務め、2025年6月で任期満了で退任することになりました。会長の延長を求める声も各国の委員から上がっていましたが、「新たな時代には新たなリーダーが必要」と述べ、退任を発表。2025年3月に次期会長が選出されます。

バッハ氏は高校卒業後に、大学の法学部で学び、国家試験合格後、自身の弁護士事務所を設立。また、以下フェンシング選手としても功績を残しています。

  • 1979年 世界選手権(メルボルン):フルーレ団体 銅メダル
  • 1976年モントリオールオリンピック:フェンシングフルーレ団体 金メダル
  • 1977年世界選手権(ブエノスアイレス):フルーレ団体 優勝
  • 1978年ドイツ選手権:フルーレ個人 優勝
  • 1978年ヨーロッパ・チャンピオンズカップ:フルーレ団体 優勝

2021年の東京オリンピックではコロナ渦で大変な開催となりましたが、バッハ氏の強い決断力で開催に結び付いたとも言われています。

そんなバッハ氏の後継となる可能性がある渡辺守成さん。

IOC会長に選ばれた際には、大きなプレッシャーをはねのけて、体操業界を変えてきたように新しいオリンピックを作り上げていただきたいですね。

まとめ

次期IOC会長候補の渡辺守成さんについて調べてみました。

日本人初のIOC会長となれば次回のロサンゼルスオリンピックもさらに楽しみになりますね。

来年3月に決定とのことなので、今後の動向からも目が離せません。

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