2018年にあった事故で下半身不随となった猪狩ともかさん。
彼女が下半身不随となって事故の原因と現在の車いすでの活動について
調べてみました!
猪狩ともかさんのプロフィール
- 名前:猪狩ともか(いがり ともか)
- 生年月日:1991年12月9日
- 年齢:32歳(2024年8月現在)
- 出身地:埼玉県
- 職業:アイドル、歌手、女優、Youtuber
- 2014年に芸能事務所に所属し、アイドルグループでデビュー。いくつかのグループを経験し下積み時代が長い。
- 2017年に仮面女子に加入。
- 2020年に仮面女子を卒業し、ソロ活動に活動の場を移す。 ※仮面女子とは、アキバ系最強の地下アイドル”を謳い、人気メンバーと劇場のみ仮面を外し、基本仮面を取らないというコンセプトアイドルグループ
猪狩さんを襲った事故とは
猪狩さんが事故にあったのは2018年4月、26歳の時。長い下積み生活を終えて、念願のアイドルグループ入り、ダンスレッスンに向かう途中のことでした。その日は、全国各地でニュースになるほど風が強い日だったとのこと。
湯島聖堂の敷地内に設置された立て看板が、突風にあおられて倒れ近くを歩いていた猪狩さんが下敷きに。脊髄損傷を負って以後、下半身不随になり、歩くことはもちろん、自力で立つことさえできなくなり、車いす生活を余儀なくされた。
猪狩ともかさんとご両親は、湯島聖堂を所有する国を相手に損害賠償を求め裁判を起こしたが、東京地裁は「看板は公益財団法人が管理していたもので、国が管理していたとは認められない。湯島聖堂の敷地に看板を設置していたことなどに瑕疵はなかった」とし、猪狩さんの請求を棄却した。
猪狩さんは事故当時のことをインタビューでこう振り返っています。
急に強い突風が吹いて、左手の看板がガタガタ鳴っているのが、なんとなく目の端に入りました。その次の瞬間、私は看板の下敷きになっていました。 引用元:NHK事件記者
看板の下にうつぶせの状態で倒れて、視界も遮られた状態。自分の身に何が起こっているのかわかりませんでした。そして痛みを感じることよりも、看板が重たくて、苦しくて苦しくて……。息ができない。経験したことのない、ありえない、凶器のような重さでした。 引用元:NHK事件記者
「ああ、明日大阪なのにどうしよう」「整体とダンスレッスン、不参加の電話をしないと……」下敷きになりながらも、頭の中では仕事のことが心配でした。 引用元:NHK事件記者
やっと掴んだアイドルの夢を一瞬にして襲ったのは強風と看板でした。
2度と自分の足で歩けないと絶望していた猪狩さんでしたが、ファンやメンバーたち、そして家族の支えが励みとなり、車いすアイドルの道を進んでいくことになります。
車いすでアイドルとしての活動
猪狩さんは現在、昔から好きだった埼玉西武ライオンズが主催する車椅子ソフトボール大会のスペシャルナビゲーターへの就任したり、2020東京パラリンピックでは聖火リレーを務めたりと活躍の幅を広げています。
とても前向きで素晴らしい活動ですよね。
そんな猪狩さんへの誹謗中傷の声が絶えることがなく、「本当は歩けるんじゃないか」という疑惑まで出ているという。
この”歩ける疑惑”の原因は、再び歩けることを願ってのトレーニングをしていることで、車いすの方の脚にしては筋肉がついており、健常者の人の脚に見える→歩けるんじゃないかと言われたようです。 そんな誹謗中傷も猪狩さんは「健常者の脚に見えるは誉め言葉」と前向きに捉えています。
最近のインタビューでは誹謗中傷についてこのように話をされています。
「障害がある人になぜひどいこと言えるかというと、たぶん障害がある人と深く関わる機会がなかったからだと思うんですよ。だから、障害と付き合って生きていかなければいけない方たちは、私は少し開き直って他の人に頼ってもいいと思うんです。自分のSOSをしっかりと発信していくことも大事だと思うんです」 引用元:AERA DOT
アイドルの下積みも力となり、精神的にとても強い女性だという印象を受けます。
まとめ
今回の記事では不慮の事故で車いすになった猪狩ともかさんについて調べてみました。
わたしもあまり存じ上げなかった方なのですが、前向きな姿勢に心を打たれました。
今後のご活躍にも注目していきたいです。
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