パリパラリンピックで卓球で日本女子初のメダルを獲得した和田なつき選手。
閉会式では旗手も務め大注目されています。
かわいい姿も注目されています。そんな和田なつき選手の障害のことなど、調べてみました。
和田なつきさんのプロフィール
- 名前:和田なつき
- 生年月日:2003年8月29日
- 年齢:21歳(2024年9月現在)
- 出身地:大阪府
- 出身校:八洲学園高等学校
- 身長:173㎝
- 所属:株式会社内田洋行
背が173㎝と大きいことに驚きました!!
知的障害の程度はどのくらい?
公に和田なつきさんの障害の等級の公表はされていませんが、恐らく軽度障害なのではないかと推測できます。
日本での知的障害の対象範囲は、 知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、援助を必要とする状態にあり、知能検査により知能指数(IQ)が75以下と測定された方が対象となります。
そして以下の等級に分類別されています。
- A判定(最重度)
- 知能指数(IQ)20以下
- 自分の身の回りのこと、排泄抑制力、コミュニケーション及び運動において、重度の制限をきたす。実際には普通の知能検査は難しい
- A判定(重度)
- 知能指数(IQ)21~35
- 日常生活で常に援助が必要である
- B判定(中度)
- 知能指数(IQ)36~50
- 小児期には著明な発達の遅れをきたしやすいが、多くの者は、自分の身の回りのことをある程度できるようになり、他人とのコミュニケーションができ、 型にはまった仕事を行える。学習能力は小学校低学年のレベルとなる。 成人は、社会で生活したり働いたりするためには援助を必要とする
- C判定(軽度)
- 知能指数(IQ)51~75
- 学校で学習困難をきたしやすく小学校の教科は出来るが中学校の教科は難しい
インタビューでの受け答えなどを拝見する限り、和田なつきさんは軽度の知的障害と思われます。
ちなみに、知的障害パラリンピックの出場条件は次の3つだとされています。
- IQスコアが75以下であること。
- コミュニケーション能力や生活自立能力、社会的・対人的スキルなどの適応行動に制限があること
- 障害が18 歳までにあらわれていること。
日本での知的障害であり18歳未満の人は12.5万人いるそうです。
和田なつきさんの活躍を見て、自分にもできるかもしれないとチャレンジする人が増えていくといいですね。
卓球を初めたきっかけ
和田なつきさんは小学校でいじめに遭い、解離性障害を発症。めまいがひどくなり、歩くことさえ困難になりました。これが原因で中学時代は不登校になったそうです。
解離性障害とは、「自分」と「記憶や意識」が分離してしまう精神障害です。
主に、いじめや交通事故などの辛い経験が原因で、心がつらい感情から切り離され、空白が生じます。
解離性障害の人は、つらい体験をした際に意識を遠くに飛ばし、自分を外から眺めるような感覚になり、心と身体の分離が起こります。これは、苦痛から心を守るための心のバリア機能の一種です。
そんな中、診察を受け先天性の知的障害だということが分り、特別支援学校へ通うという選択肢ができ、不登校から脱却。特別支援学校への進学が復学への道となった。
卓球を始めたのも、ちょうどその頃で、今より17キロ重かった体の運動不足解消とダイエットを目的に、自宅近くの卓球場でラケットを握り始めました。
国内で実績を残し、2022年に国際大会デビューし、2023年の杭州アジアパラ大会優勝でパリ2024パラリンピックへの切符を手にした。
普段は会社員
和田選手には株式会社内田洋行(うちだようこう)の社員としての顔もあります。
就職したきっかけは、「アスナビ」というJOCが運営している就職支援プログラムで、このプログラムを通じて、アスリートとしての活動を理解し、サポートしてくれる会社として株式会社内田洋行に入社されたそうです。
職種などは見つけられませんでしたが、事務職でしょうか。
内田洋行の社員である和田なつきが「パリ2024パラリンピック競技大会」の卓球・女子クラス11(知的障がい)の選手として出場いたします。
引用元:内田洋行
株式会社内田洋行にはもうひとりアスリート社員がいることがわかりました。
円盤投げの辻川美乃利さんです。今年のオリンピックはケガで出場を逃したようですが、ロサンゼルスオリンピックは期待したいですね。
まとめ
今回の記事では和田なつきさんについて調べてみました。
次のロサンゼルスオリンピックへの出場も期待して応援していきたいと思います。
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